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京阪HD 来年にも終電繰り上げへ 新型コロナ受け需要減少

会見する京阪HDの加藤好文会長(左)と石丸昌宏社長=5日、大阪市内(黒川信雄撮影)
会見する京阪HDの加藤好文会長(左)と石丸昌宏社長=5日、大阪市内(黒川信雄撮影)

 京阪ホールディングス(HD)は5日、傘下の鉄道事業の終電を令和3年中にも繰り上げる方針を明らかにした。日中を含めた運転本数の削減も検討する。新型コロナウイルスの影響で夜間の乗客数が減少していることなどが要因。終電繰り上げは、JR西日本が来春からの実施を発表しているが、関西の大手私鉄で実施方針を公表したのは初めてで、今後、同様の動きが他社にも広がりそうだ。

 同日発表した中期経営計画の見直しの中で明らかにした。大阪市内で会見した加藤好文会長は、終電繰り上げの狙いを「(線路などの)保守作業員の負担を減らす」としつつ、「夜8時以降の乗客者数が大幅に減少しており、現実的な需要にも配慮したい」と語った。

 実施の時期について、加藤氏は「来年中にも行いたい」と語った。具体的な繰り上げの時間幅や削減する運転本数は今後詰める。現在、傘下の鉄道のうち京阪電鉄の場合、最も遅い電車の発車時刻は午前零時36分。主要路線の京阪線は、1日当たりの本数が平日で1264本となっている。

 終電繰り上げをめぐっては、JR西が近畿エリアで最大30分行う方針を公表しているほか、関東でもJR東日本や小田急電鉄が来春からの実施を打ち出している。東武鉄道や西武鉄道など、関東のほかの私鉄も検討している。

 中期経営計画と同時に発表された京阪HDの2年9月中間連結決算は、最終損益が63億円の赤字(前年同期は151億円の黒字)となった。中間連結決算での最終赤字は平成12年9月以来。新型コロナによる鉄道利用の大幅な落ち込みやレジャー、流通事業の低迷などが影響した。

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