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日本酒に続け 焼酎・泡盛の輸出拡大取り組みスタート

米ニューヨークの有名バーで開いた焼酎のPRイベント(三和酒類提供)
米ニューヨークの有名バーで開いた焼酎のPRイベント(三和酒類提供)

 日本酒や日本産ウイスキーが世界的に評価されて輸出が増える中、続いて焼酎と泡盛の輸出拡大に向けた動きが始まっている。新型コロナウイルス感染症拡大で多く採用されるようになったオンライン商談システムを使っての海外への情報発信や、焼酎大手が海外向け商品を投入。昨年の日本酒の輸出額が234億円、ウイスキーが194億円だったのに対し、焼酎は15億円にとどまるが、蒸留酒の世界市場拡大をてこに輸出拡大を図っていく。

 日本貿易振興機構(ジェトロ)は、焼酎と泡盛に関する英文の特設のウェブサイト「バーチャル焼酎館」を立ち上げた。芋や麦、米など原材料が多様である焼酎や泡盛の特徴や、蔵元を紹介する動画などを掲載し、海外のバイヤーやバーテンダーの関心を喚起させ、オンラインでの商談につなげる。

 一方、「いいちこ」ブランドで知られる焼酎メーカーの三和酒類(大分県)は、米国のバーテンダーと共同開発した「iichiko彩天」を昨年、海外限定商品として投入。日本ではアルコール度数が20~25%程度が一般的だが、海外ではカクテルに使うことが多いため、43%と高度数にした。サンフランシスコを拠点に、日本人以外の顧客取り込みを進める。商社のジーブリッジ(大阪市)は、プレミアム焼酎を中心にフランスでのブランド化を図っている。

 こうした取り組みの背景には、世界的な蒸留酒ブームがある。ジェトロによると、世界のアルコール飲料の市場は2005年に比べ19年には31・7%増加。牽引役はウイスキー、ジン、テキーラなどの蒸留酒で、特に高品質な商品の比率が増えているという。

 日本の焼酎などは海外の有力品評会で高い注目を得ており、ジェトロ農林水産・食品部の西本敬一次長は「海外での焼酎・泡盛の知名度を向上できれば、プレミアム蒸留酒として輸出を拡大できる」と語る。(平尾孝)

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