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百貨店10月売上高で2社が増収 消費税増税反動 高額品好調も下支え

 百貨店大手4社が2日発表した10月の売上高(既存店ベース、速報値)は、2社が前年同月比でプラスとなったが、残る2社はマイナスとなり、明暗が分かれた。昨年10月に消費税増税に伴う買い控えがあったことの反動でプラス効果が大きくなったうえ、新型コロナウイルス感染拡大で使えなくなった行楽費用が宝飾品などの高額品の購入に回ったことも下支えとなった。一方、依然として続く訪日客関連の売り上げの激減は各社の足を引っ張った。

 各社の10月売上高は、そごう・西武が6・3%増▽高島屋2・7%増▽三越伊勢丹ホールディングス(HD)が0・6%減▽大丸松坂屋百貨店を運営するJ・フロントリテイリングが6・2%減-だった。

 高額品が伸びたのは、新型コロナ禍で国内外の旅行を自粛せざるを得ず、富裕層を中心に浮いた行楽費用を購入資金に充てる動きが加速したためだ。

 そごう・西武は高級雑貨が8割増で「800万円や1千万円の高級時計やジュエリーが売れた」。高島屋は宝飾品が7割増、三越伊勢丹HDも宝飾・時計で5割増を記録した。

 一方、訪日客はいまだ戻っていない。三越伊勢丹HDやJ・フロントは旗艦店の訪日客による免税売上高の比率が高かった分、マイナスの影響を大きく受けた形だ。

 これに対して国内客は少しずつだが、着実に戻りつつある。免税売上高を除く売上高の増減をみると、大丸松坂屋百貨店が7・4%増、高島屋(全15店)が9・3%増、三越伊勢丹主要3店(伊勢丹新宿本店、三越日本橋本店、三越銀座店)は11%増だった。三越伊勢丹HDは「8、9月に比べ客数は戻ってきており、明るさは増しつつある」と分析している。

 今後について高島屋の担当者は、昨年11月が消費税増税影響が早めに落ち着いたことも踏まえ、「消費動向を慎重に見ていきたい」とした。

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