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鉄鋼大手、生産正常化へ手探り 一時休止高炉を再稼働、自動車向け回復 中長期的な需要減は不可避

第2高炉を再稼働する日本製鉄の東日本製鉄所君津地区=千葉県君津市
第2高炉を再稼働する日本製鉄の東日本製鉄所君津地区=千葉県君津市

 鉄鋼大手が、新型コロナウイルスの感染拡大で一時休止していた高炉の再稼働に踏み出している。自動車などの国内生産が回復しつつあるためで、鉄鋼各社は早急にコロナ前の生産水準を取り戻したい考えだ。もっとも国内でコロナ禍が再燃すれば鉄鋼需要も揺らぎかねない。経済回復の状況や競争環境などを見極めながら、手探りで生産正常化を目指すことになる。

 最大手の日本製鉄は、6月に一時休止した東日本製鉄所君津地区(千葉県君津市)第2高炉を、11月下旬をめどに再稼働する。7月から改修工事に入っている室蘭製鉄所(北海道室蘭市)の1基についても同時期に稼働を再開する。

 日鉄は運転再開の理由について、「自動車など製造業向けの国内需要が戻りつつあるためだ」と説明する。国内自動車大手8社の9月の国内生産台数は前年同月比0・3%増の79万1256台で、8月の17・1%減から一気にプラスに転じた。世界生産台数でみても、9月は前年同月比1・7%増の241万5940台だった。

 日鉄は現在、国内に14基ある高炉のうち5基を一時休止中。しかし2基の再開で、国内粗鋼生産量はコロナ前の9割程度まで回復するとみられる。

 また国内8基を保有するJFEスチールも、休止中だった西日本製鉄所福山地区(広島県福山市)第4高炉の稼働を9月中旬に再開。当初は10月下旬の再開を計画していたが、需要回復を受け前倒しした。

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