PR

ニュース 経済

GoToイート「ポイント稼ぎ」に居酒屋チェーンなど対応急ぐ 店側にジレンマも

 居酒屋チェーン大手「鳥貴族」の店舗=8日午後、大阪市
 居酒屋チェーン大手「鳥貴族」の店舗=8日午後、大阪市

 新型コロナウイルスの影響を受けた飲食店の支援策「Go To イート」のポイント付与事業で、少額決済によってポイントとの差額を稼ぐ事例が発覚し、外食チェーンが予約条件の変更などに追われている。ただ、事業を来店客増加の呼び水にしたい飲食店側は「予約条件の厳格化により、誘客効果が薄れるのでは」と気をもんでもいる。

 「来店客が増え、ルール違反だったわけではないが、マイナスの影響も出てしまった」。ポイント稼ぎの利用が相次いだ居酒屋チェーン鳥貴族の担当者はジレンマを口にする。

 事業では予約サイトを通じて飲食店を予約すると昼は500円、夜は1千円分のポイントが付与されるが、鳥貴族では298円(税別)の1品のみを注文し、1千円分のポイントを受け取る事例が複数店舗で発生。同社は7日から8日にかけて、予約対象をコース料理などに限定した。

 19日から参画する回転すしチェーンのくら寿司も利用額の下限を決め、予約人数も複数に限定する方針。「連携するオンライン予約サイトからの提案もあり、問題が起こる前から防止策を検討していた」(広報担当者)と話す。

 ファミリーレストランは「Go To イート」のうち、購入額に25%が上乗せされるプレミアム付き食事券のみの対応というチェーンも多い。デニーズなどを展開するセブン&アイ・フードシステムズは12日から開始。ロイヤルホールディングス(HD)も前向きに調整を進める。業界関係者は「ポイント事業は(予約サイトに払う)手数料などとの兼ね合いで難しいと判断した」と話す。

 予約条件の厳格化については歓迎する声がある一方、事業へのマイナス効果を不安視する声も上がる。

 ある居酒屋チェーン担当者は「席だけの予約は普通のこと。(コース料理のみなどに)予約範囲を制限すると、利用シーンの限定につながる。顧客との信頼関係を信じたい思いもある」と打ち明ける。レストラン関係者は「ポイント付与は他にも制度的な抜け穴があるかもしれないので、注意しながら運用したい」と気を引き締めていた。

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ