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アクセル踏み間違い防止へ 後付け安全装置が続々登場

日産自動車が発売した後付けの踏み間違い加速抑制装置の表示機。障害物があるのにブレーキとアクセルを踏み間違えると、警告を出すとともに加速を抑える(同社提供)
日産自動車が発売した後付けの踏み間違い加速抑制装置の表示機。障害物があるのにブレーキとアクセルを踏み間違えると、警告を出すとともに加速を抑える(同社提供)

 自動車のアクセルペダルの踏み間違いによる加速を抑制する機能をマイカーに追加できる「後付け」の安全装置が続々と登場している。加速抑制装置に注目が集まったのは昨年4月に東京・池袋で起きた暴走事故がきっかけのひとつ。自動車各社は通常の加速か踏み間違いかを判断する仕組みを進化させるなどして、安全性向上に取り組んでいる。政府も普及を後押ししており、幅広い年齢層への浸透も期待されている。

 「今回は障害物がない前進時でも加速を抑制できる。交差点での踏み間違いによる暴走など、より多くのケースを防止できる」

 トヨタ自動車の技術担当者は、7月に発売した後付け装置「踏み間違い加速抑制システムII」の新機能の意義を強調する。

 トヨタが平成30年に投入した初代の後付け装置は後退時は障害物がなくても作動する一方、前進時は障害物を検知した時のみ作動する仕組みだった。今回のIIでは前進時でもペダルの踏み間違いだと判断できる状況であれば、障害物がなくても加速を抑制する。

 開発のきっかけのひとつは昨年の池袋での暴走事故だった。この事故では当時87歳の男性が都道でトヨタ車を運転中、ブレーキとアクセルを踏み間違えたとされ、時速約96キロまで加速。歩行者ら10人をはねて、このうち2人が死亡した。

 トヨタはIIの開発にあたり約百台分の事故車両のビッグデータを解析し、時速約30キロ以下で直進している場合に、アクセルを踏む素早さと強さで踏み間違いかどうかを判断するシステムを完成させた。踏み間違いと判断すれば加速せずにゆっくり進むだけに抑え、落ち着いて踏みなおせば加速が戻る。坂道や右左折などでは作動しない。

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