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東証、終日売買停止 「機器に障害」 2日朝の取引再開目指す

 東京証券取引所でシステム障害が発生し、株価の表示が消えた福岡市内の株価ボード=1日午前11時16分
 東京証券取引所でシステム障害が発生し、株価の表示が消えた福岡市内の株価ボード=1日午前11時16分

 日本取引所グループ(JPX)傘下の東京証券取引所は1日、株式全銘柄の売買を終日停止した。取引を終日停止するのは初めてで、世界的にも異例のことだ。システムを運用するハードウエアの故障が原因で、機器を交換し2日朝の取引再開を目指す。

 金融庁は1日、金融商品取引法に基づく報告徴求命令を近く出す方向で検討に入った。

 東証の宮原幸一郎社長は1日夕、記者会見を開き、「東証の責任を痛感している。多くの関係者に大変なご迷惑をおかけした」と述べ陳謝した。原因究明と再発防止策を講じた上で、経営責任を明らかにする考えだ。

 相場への影響を考慮し、売買停止までに受けた注文については、明日以降に引き継ぐことはない。主に機関投資家が利用する立会時間外の取引については、午前8時56分までに受け付けた注文は取引が成立したという。

 影響は東証にとどまらない。同じシステムを利用する札幌、名古屋、福岡の各証券取引所も1日、株式全銘柄の売買を終日停止した。一方、大阪取引所などの先物取引は通常通り実施された。

 東証は昨年11月、株式売買システム「アローヘッド」を全面刷新した。今回はこのうち運用系ネットワークの一部機器が故障しバックアップへの切り替えが正常に行われず、相場情報の配信やシステムの監視ができなくなった。故障した機器は取り外し、開発を手がけた富士通が解析を進めている。

 証券各社は1日、注文の扱いをめぐって顧客への対応に追われた。この日は広島銀行が持ち株会社化した「ひろぎんホールディングス」など3社の新規上場日だったが、売買が成立しないまま初日を終えた。

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