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ユーロ圏成長率見通しを上方修正 ECB総裁

欧州中央銀行(ECB)=9月10日、ドイツ・フランクフルト(AP)
欧州中央銀行(ECB)=9月10日、ドイツ・フランクフルト(AP)

 【ロンドン=板東和正】欧州中央銀行(ECB)は10日、ユーロ圏の金融政策を話し合う理事会を開き、大規模な量的金融緩和政策の維持を決めた。ECBは新型コロナウイルス感染拡大に伴う景気悪化に対応するため、量的金融緩和策の拡大を6月に決めており、当面は状況を見守る方針を示した。欧州連合(EU)加盟国の民間銀行が中央銀行に余剰資金を預ける際の金利「中銀預金金利」については、現行のマイナス0・5%で据え置いた。

 ECBのラガルド総裁は会合後の記者会見で、2020年の実質域内総生産(GDP)が8・0%減になるとの見通しを公表。6月の前回予測の8・7%減から上方修正しており、新型コロナを受けた外出制限の緩和以降、「経済は力強い回復を示した」と強調した。一方、ユーロ圏の消費者物価指数が「今後数カ月は下落する」との見通しを示し、十分な金融政策が引き続き必要と述べた。

 EU統計局が今月8日発表したユーロ圏19カ国の20年4~6月期のGDP(季節調整済み)改定値は前期比11・8%減で、当初の12・1%減から改善した。ただ、流行収束のめどは立っておらず、先行きの不透明な状況が続いている。

 ECBは6月4日、量的金融緩和政策を拡大すると発表し、3月に新設した7500億ユーロ(約95兆円)の資産購入枠を6千億ユーロ増額。現在の規模は1兆3500億ユーロで、少なくとも21年6月末まで買い入れを続けるとしている。

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