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大戸屋敵対的TOB、カギ握る6割の個人株主

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 外食大手のコロワイドによる大戸屋ホールディングス(HD)に対するTOB(株式公開買い付け)は、大戸屋HDの経営陣が反対を表明し、日本では珍しい敵対的TOBになっている。応募期限は25日で、成立の鍵を握るのは、全体の約6割を占める個人株主の動向だ。

 両社の関係は大きくこじれている。M&A(企業の合併・買収)で業容を拡大してきたコロワイドは昨年10月、大戸屋HDの創業家から株式の譲渡を受け、19%超を保有する筆頭株主となった。その後、大戸屋HDにグループ入りを打診したが、同社の経営陣は、「経営の独立性の維持」を理由に拒否。コロワイドは、大戸屋HDの今年6月の定時株主総会に経営体制刷新を求める株主提案を出したが、否決された。

 コロワイドは今回のTOBで持ち株比率を51・32%まで引き上げて連結子会社化し、令和2年3月期まで3期連続で業績悪化を続けた大戸屋HDを立て直したいとしている。仕入れや物流の効率化によるコスト削減でメニュー価格を見直して客を取り戻し、新たに給食事業への展開などを進めるという。

 一方の大戸屋HDは今月14日、食品宅配大手のオイシックス・ラ・大地と業務提携を発表。冷凍食品事業の販路拡大に道筋をつけ、経営手腕への疑念を払拭する狙いがあるとみられる。

 今回のTOBでの大戸屋HD株の買い付け価格は1株3081円で、21日の終値2755円を上回っている。コロワイドが51・32%に到達する上限まで買い付けても、大戸屋HDの上場は維持するという。(日野稚子)

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