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【話の肖像画】セブン&アイHD名誉顧問・鈴木敏文(87)(14)スーパーも量から質へ転換

 このイトーヨーカ堂の状況は、売れ筋商品と死に筋商品を切り分けて、販売機会損失と在庫を減らす「単品管理」をしていないことを表している。つまり、お客さまが欲しいものがないから商品が売れ残って在庫を積みあげ、在庫処分のために値下げ販売で売り上げを立てて利益を圧縮している。そんなバカなことをまだやっているのかと驚いた。

 《社員から挙げられた改善策では根本解決にはつながらないと考え、経営会議でセブン-イレブンで導入していた単品管理をスーパーにも取り入れ、売上高至上主義から利益至上主義への転換を訴えた》

 それまでは販売量や売上高など量の時代で、そうではなくて、質の追求への転換だよね。僕のこの提案には「現場が分からないのに何を言っているのか」「あいつは理屈ばかり」とも言われた。

 オーナー(伊藤雅俊社長)は単品管理と不良在庫をなくせ、と声高に言う僕を見て、幹部を呼んで「あんなことを言っているが大丈夫か? 鈴木は営業を分かっていない。在庫をなくしてはだめだ」と心配していたらしい(笑)。了承はしてもらっていたけれどね。(聞き手 日野稚子)

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