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【静岡活躍企業】竹屋旅館 竹内佑騎社長(37)「観光×健康」で清水から発信

竹屋旅館・竹内佑騎社長
竹屋旅館・竹内佑騎社長

 JR清水駅そばで、長年、観光客や地元住民に親しまれるホテルクエスト清水を運営する竹屋旅館。竹内佑騎社長(37)は、「観光×健康」をキーワードに医療の視点を持つ健康食の提供や、スマートヘルスツーリズムの開発を進めるなど、清水から県内外への発信を強化する。(那須慎一)

 --企業理念などは

 「当社は昭和24年に創業し、私は4代目となります。創業者が静岡からの富士山の美しさにほれ込み宿屋をはじめたのがスタートです。今は静岡市でホテル業を核に『観光×健康』事業を展開しています。企業理念は『他楽(ほからく)の精神』。創業者が大切にしていた言葉で、働くことの語源でもあります。『他』の人を『楽』(らく・たのしい)状態にする。これを全従業員共通の判断基準とし、日々の意思決定をしています」

 --現在注力している事業内容や主なターゲットは 「ホテルの差別化が求められる中、平成22年から食のバリアフリー化を目指し、健康食づくりに取り組んできました。医療機関と連携し、糖尿病など食事制限のある方も楽しめるフルコースを開発し、これまで外食を避けられていた患者さまやご家族にも集まって頂けるようになりました。さらに『美味(おい)しい健康食』を広げようと、医療関係者らとともに日本医食促進協会を設立し『メディシェフ(メディカル知識をもったシェフ)』の育成にも注力しています」

 --今に至るご苦労や思いは

 「私は家業を引き継ぐにあたり『事業承継は第二創業』の思いで取り組んできました。これは大学院の恩師の言葉です。承継前、父との衝突や葛藤から逃げるように経営大学院に飛び込みました。そこで起業家精神について学び、後継者は事業を守るのではなく進化させる者だと気づいたのです。卒業後、父のカバン持ちとして学ぶのではなく、新規事業に挑戦することで、経営者として互いを理解できるようになり、スムーズな事業承継につなげることができました」

 --足元の課題は

 「観光業ゆえ、コロナの影響を大きく受け足元の業績は厳しくも、一方で今までの常識を見直す機会でもあります。コロナ禍でも事業継続できる筋肉質な経営体質改善はもちろんですが、地域の観光業全体が打撃を受けていますので『他楽の精神』でサプライチェーン全体を支える仕組みづくりが求められます。既存の枠にとらわれない連携構築が急務です。その点でも、今こそ私たち次世代経営者のリーダーシップが試されていると思います」

 --新たに取り組みたい事業や開発案件、ご自身の短期・中期の目標は

 「人々の健康意識の高まりを受けて、健康食・地域観光・ITを掛け算したスマートヘルスツーリズムを開発中です。『旅をして健康になる』体験は付加価値になると確信しています。コロナ禍では近隣観光から需要が戻るため、まずは地元の皆さまからモニター体験をしていただく予定です。将来的には静岡市だけでなく県内全域にも広げていきます。農産物や観光資源が豊富な静岡県。『ヘルスツーリズム先進県静岡』づくりの一助になれたらうれしく思います」

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