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【話の肖像画】セブン&アイHD名誉顧問・鈴木敏文(87)(3)一時期、学生運動に没頭

 証券会社に入社した先輩から「株を買わないか」と勧められ、経済の勉強になるからと思ってやったんだ。仕送りに株を買うお金が入ってるわけじゃないから、いわゆる信用取引になった。仕手株もやった。一時は非常にもうかったが、がくんと下がって大きく損した。社会人になってヨーカ堂(現・イトーヨーカ堂)に転職する少し前、手堅く安定的に管理できるといわれていたある大手電機メーカーの株を買ったけど、1年ほどで暴落してね。ためたもうけを吐き出した。それ以降、株は一切やってない。

 《政治への熱は冷め、就職活動に取り組もうとした矢先、自治会活動歴がマイナスに作用すると知る》

 自治会OBが政治家の秘書になっていて、それを見てると「大変な仕事だな、僕の性格には合わないな」と思った。そこで就職試験を受けようと考えていたら、学生運動をしていた学生は要注意人物リストに入っていると聞いた。普通の就職はできないと。

 マスコミ、新聞社は入社試験が受けられたけど、面接で落ちる。やはりあがり症でね、だめだった。父親のつてで出版社が採ってくれるはずだったけど、急に方針が変わり、その年の採用はゼロになった。その出版社の役員の紹介で、試験を受けられたのが東京出版販売(現・トーハン)だった。(聞き手 日野稚子)

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