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6月の輸出26・2%減 新型コロナで経済減速 輸入も低迷、貿易統計

財務省の庁舎正面=東京都千代田区(飯田英男撮影)
財務省の庁舎正面=東京都千代田区(飯田英男撮影)

 財務省が20日発表した6月の貿易統計(速報、通関ベース)によると、輸出額は前年同月比26・2%減の4兆8620億円となり、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で大幅なマイナスが続いている。ただ、5月(28・3%減)と比べて減少幅は若干改善した。欧米の経済活動が徐々に再開してきたことを反映した。貿易の停滞は底を打った感もあるが、世界の感染者は増加傾向にある。第2波の懸念もくすぶり、予断を許さない。

 輸入額は5兆1309億円で14・4%減だった。原油安でエネルギー関連が減ったほか、自動車の輸入も伸び悩んだ。5月(26・2%)と比べて下げ幅は縮小した。輸出から輸入を差し引いた貿易収支は2688億円の赤字となった。

 対米輸出は自動車関連の不振が響き46・6%減。輸入も12・6%減だった。対欧州連合(EU)は輸出が28・4%減、輸入が9・5%減だった。米国、EU相手の輸出入とも下げ幅は縮小した。対中国の輸出は0・2%減とほぼ前年並みとなり、輸入は0・8%増と2カ月ぶりにプラスに転じた。

 輸出入動向には底打ち感もみられるが、農林中金総合研究所の南武志主席研究員は「米国を中心に感染再拡大が起きて経済再開を中断する動きもみられる。回復ペースは鈍い」と分析した。

 同時に公表された今年上半期(1~6月)の貿易統計は、輸出が15・4%減の32兆3642億円、輸入は11・6%減の34兆6038億円だった。貿易収支は2兆2395億円の赤字で、暦年半期ベースでは4期連続の赤字だった。

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