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周波数帯無断変更の楽天にライバル各社が包囲網構築

 楽天は当初、自社の通信エリア外のデータ容量を2ギガバイトと発表し、期待外れの「落胆モバイル」と揶揄(やゆ)された。だが、4月8日のサービス開始時に5ギガバイトに引き上げたことで評価が一変。プラン内容が近い格安スマホは、顧客を奪われかねないとの危機意識が強まっているようだ。携帯大手の見方も変わりつつあり、KDDIの高橋誠社長は5月の決算会見で「警戒しないといけない」と述べた。

 ただ、楽天は参入前の基地局整備の遅れなどで昨年末までに4度の行政指導を受け、周波数無断変更でも改めてルールに対する意識の甘さを露呈した。基地局については整備のペースが上がってきているものの、米アップルのスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」に未対応といった課題も残っている。

 三木谷浩史会長兼社長はアイフォーンへの対応について、アップルに一定規模の端末販売を約束する必要もあって明言を避けている。ライバルが包囲網を築きつつある中で新たな問題を起こし、新規参入後の追い風が弱まるおそれも強まっている。(万福博之)

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