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農林水産物・食品の輸出額、1~4月は9・4%減

 新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を受け、日本からの農林水産物・食品の輸出額が今年1~4月の累計で前年同期比9・4%減の2692億円となったことが19日、農林水産省のまとめで分かった。幅広い品目や地域で前年実績を下回った。政府は3月、輸出額を令和12年に5兆円へと引き上げる新たな目標を決めており、反転攻勢に向けた取り組みが急がれる。

 農水省が19日、政府の農林水産物・食品輸出本部の会合で示した。月別では、2月が前年同月比10・7%減、4月が10・4%減と2桁のマイナスとなった。

 新型コロナの影響で、海外で外食需要が大きく落ち込んだ。また、出入国制限で展示会や商談会が中止や延期となったほか、物流の停滞も足かせとなった。

 1~4月の輸出額を品目別にみると、真珠が84・3%減となるなど水産物が30・8%減と苦戦。海外で人気のある牛肉や日本酒も2割以上減った。一方、家庭食需要の高まりで、牛乳・乳製品やコメは伸びた。

 地域別では、最大の輸出先である香港が16・9%減で、中国や米国、台湾といった他の大口輸出先も前年同期を割った。ただ、中国や台湾は4月単月では前年同月比14・1%増、13・2%増となり、江藤拓農水相は会合で「明るい兆しも見え始めている」と述べた。

 元年の輸出額は前年比0・6%増の9121億円と7年連続で過去最高となった。12年に5兆円とする新目標の達成に向けて出はなをくじかれた形だが、今後の立て直しが注目される。

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