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コロナ第2波警戒で日米株価急落 「実力相応に回帰」の声も

 国際金融市場が再び動揺に包まれた。11日の米国株に続き、12日の日本株や香港株も急落。新型コロナウイルスの第2波への警戒と、米国の景気後退期の長期化懸念という2つの要因が投資家の不安を誘っている。期待先行で急回復してきた株価には、常に急落のリスクが付きまとっていたが、それが一気に露呈した形だ。

 新型コロナの感染拡大により、世界中で企業の業績悪化や経営破綻、失業者が増加している。米国では、黒人男性が白人警官に暴行され死亡した事件をきっかけに、社会不安も高まり、経済にも影を落としている。

 だが、株式市場はこうした実体経済の悪化を十分反映しないまま、世界的な財政出動や主要中央銀行の金融緩和マネーの支えもあって一本調子で上昇。「本当は乗り気でない投資家も乗り遅れまいと買いに走った」(株式ストラテジスト)。

 実体経済とかけ離れて活気づく市場に対し、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は「米経済の先行きはきわめて不透明だ」と警告した。投資家心理は急速に冷え込み、株式や原油などのリスク資産から、金などの安全資産に資金を移す動きが加速した。

 あるエコノミストは「実力相応の株価に回帰した」と語った。(米沢文)

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