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国債発行額は過去最大に

衆院本会議で令和2年度第二次補正予算案が審議入りし財政演説を行う麻生太郎副総理兼財務相=8日午後、国会(春名中撮影)
衆院本会議で令和2年度第二次補正予算案が審議入りし財政演説を行う麻生太郎副総理兼財務相=8日午後、国会(春名中撮影)

 政府が国会提出した令和2年度第2次補正予算案は一般会計総額が32兆円に迫り、補正予算として過去最大だ。財源は全額を国の借金である国債で手当てする。新規の国債発行額は当初予算と1次補正を加えた2年度全体で過去最大の90兆2千億円に上り、歳出の56・3%を借金で賄う。

 新年度が始まって既に2度目の補正予算で、歳出の合計は160兆3千億円に膨らむ。借金の比率が半分を超えるのはリーマン・ショック後の平成21年度(51・5%)以来、11年ぶり。大半を日本銀行が買い支えることになり、財政・金融政策両面で経済を支える。

 一方、63兆5千億円を見込む税収は景気悪化で大幅な下振れが避けらない。新型コロナウイルスの感染拡大で苦境に立つ企業や家計に思い切った支援策を講じるのは当然だが、3次以降の補正編成も避けられないとみられる中で、借金依存はさらに強まりそうだ。

 麻生太郎財務相は「極めて厳しい財政状況になっているのは確かだが、やらないともっと経済が落ち込むことになりかねない」と指摘する。コロナ収束後に向け、肥大した財政赤字の帳尻をどう合わせるかの議論も今後必要になりそうだ。

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