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財政審、春の建議は断念 令和2年度赤字は66兆1千億円

 財政制度等審議会(財務相の諮問機関)の増田寛也分科会長代理は1日の記者会見で、例年取りまとめる春の意見書(建議)の作成を断念する意向を明らかにした。新型コロナウイルスの感染拡大で十分な議論ができなかったため。財務省は同日の分科会で新型コロナの経済対策を実施する令和2年度第1次補正予算と2次補正予算案を踏まえ、政策経費を税収などで賄えているかを示す一般会計の基礎的財政収支の赤字が令和2年度に66兆1千億円に上るとの見通しを示した。

 財政審は春と秋に財政運営に関する建議を作成している。増田氏は「何らかの形で財政審としての意見の発信はあってもいい」とも述べたものの、建議として取りまとめるには日程的に厳しいとの見方を示した。

 一方、1日の分科会では委員から新型コロナの経済への悪影響を考えれば巨額の経済対策もやむを得ないとの意見が出た。ただ感染収束後の財政再建に向けた「出口戦略」の必要性を指摘する意見もあった。

 財務省は昨年12月、2年度の基礎的財政収支は9兆2千億円の赤字との見通しを示していたが、第1、2次補正の赤字国債発行を受け56兆9千億円拡大した。

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