PR

ニュース 経済

事故の主力機、生産再開 ボーイング、1月から停止

米ボーイングの737MAXの工場=ワシントン州レントン(ロイター)
米ボーイングの737MAXの工場=ワシントン州レントン(ロイター)

 【ワシントン=塩原永久】米航空機大手ボーイングは27日、2度の墜落事故を起こした主力旅客機「737MAX」の生産を再開したと発表した。西部ワシントン州の工場で再開した製造は低い稼働率にとどまり、経営再建に不可欠な本格的な生産再開は見通せない。同社は従業員6770人の解雇も発表した。

 737MAXは事故後、各国の航空当局から運航停止が命じられ、航空会社からの注文のキャンセルが相次いだ。在庫が膨らみ、今年1月に生産を停止した。

 米メディアによると、米当局から運航再開の許可を得るのは、早くても夏以降にずれこむ公算が大きい。稼働率を抑えてでも生産再開に乗り出すことで、部品をボーイングに供給する関連企業を支える狙いもあるとみられる。

 ボーイングは4月下旬、全世界のグループ従業員の1割に相当する1万6千人を年内に削減する計画を発表した。27日に発表した6770人の解雇は、その一環で、指名による人員整理となった。ロイター通信によると、これまで米国内の5520人がレイオフ(一時解雇)に応じた。

 新型コロナウイルスの流行で世界的に航空需要が激減しており、早期の回復は見込みにくい。ボーイングは社債を発行して巨額資金を調達したが、再建に向けた逆風が強まっている。

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ