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関電、新型コロナで業績予想出せず 原発工事の遅れ懸念

会見で決算について説明する関西電力の森本孝社長=12日、大阪市北区
会見で決算について説明する関西電力の森本孝社長=12日、大阪市北区

 関西電力は12日、新型コロナウイルス感染拡大の影響が見通せないことから、令和3年3月期の業績予想を未定とした。同日記者会見した森本孝社長は「事業全般に影響があり、いつごろどうなるか見通すことは難しい」と述べた。新型コロナをめぐり一部原発の定期検査が延期になっており、再稼働を控える原発の工程に影響すれば業績を左右するおそれがある。

 商業施設の休業や工場の稼働減で、電力販売量は大幅に落ち込むとみられる。ただ、森本社長は業績への影響は見極めが難しいとし、「状況を注視したい」と述べるにとどめた。

 移動が制限されるなか原発工事への影響も懸念される。今年度中の再稼働を控える老朽原発の安全対策工事については「感染防止をした上できっちりとやり遂げたい」(森本社長)とし、当初の計画通りに進めることを強調した。

 ただ、大飯原発(福井県おおい町)3号機で今月8日に始める予定だった定期検査は、県外から多くの作業員を加える必要があるため延期となった。原発工事に遅れが出れば、経営上の影響は避けられない。

 同日発表した2年3月期連結決算は、売上高が前期比3・7%減の3兆1842億円、最終利益が13・0%増の1300億円だった。暖冬など気温の影響や他社への顧客流出で総販売電力量は減少したが、原油安で燃料費も減ったことから減収増益となった。

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