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スペースジェット納期、再延期も…三菱重工、本業20年ぶり赤字

 三菱重工業が11日に発表した令和2年3月期連結決算(国際会計基準)は、開発中のジェット旅客機「スペースジェット(旧MRJ)」の損失計上が響き、本業のもうけを示す事業損益が295億円の赤字となった。事業損益が赤字になるのは平成12年3月期以来20年ぶりとなる。

 泉沢清次社長はインターネットによる記者会見で、これまで6回延期されている90席級のスペースジェット「M90」初号機の納期に関し「新型コロナウイルスの影響でスケジュール全体を見直す必要がある」と再延期を示唆。新たに開発している70席級の「M100」についても、いったん開発を見合わせる方針を明らかにした。令和3年3月期の開発費は前期比でほぼ半減となる600億円規模に圧縮する方向だ。

 2年3月期の売上高は前期比0・9%減の4兆413億円とほぼ横ばいだったが、事業損益ではスペースジェット関連の開発費などで2633億円の損失が発生。ただ、最終利益については、会計上、将来の税金還付を見込んで「繰り延べ税金資産」を計上したため、21・0%減の871億円となった。

 3年3月期は売上高が前期比6・0%減の3兆8000億円、事業損益と最終損益はともにゼロに落ち込む見通し。新型コロナ感染拡大による航空機需要の縮小や自動車向け量産品事業の悪化などの影響で事業損益を1400億円程度押し下げるほか、カナダ航空機大手ボンバルディアの小型旅客機事業の買収に伴い最大700億円程度の損失を計上する。

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