PR

ニュース 経済

CancerX COVID-19 Special Online Session~新型コロナ感染症の拡大を受け、がん患者・家族が知りたいこと~

一般社団法人 CancerX

 504名の参加とともにインタラクティブにオンラインディスカッションを開催しました。

 CancerXは、新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、4月13日に医療従事者の方々の情報共有とディスカッションの場を設けましたが、第2弾として、4月21日にがん患者さん・ご家族向けのオンラインセッションを開催致しました。医療従事者をはじめ7名の方にご登壇を、504名(申込者数582名)の皆様にご参加を賜り、インタラクティブなセッションとなりました。

上段 モデレーター:鈴木美穂 事務局:半澤絵里奈(代表理事) 登壇者:秋山正子氏 中段 すべて登壇者:大須賀覚氏 佐々木治一郎氏 上野直人(代表理事) 下段 すべて登壇者:大曲貴夫氏 天野慎介氏 勝俣範之氏

 一般社団法人CancerXは、「『がん』と言われても動揺しない社会」を目指し、「がん」にまつわる様々な課題を医・産・官・学・民・メディアなどの力を合わせて解決していくための出会いと対話の場を作ることを目的に活動をしております。

 新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、国内にも多くの不安が広がる中、がんの領域に限定しても数多くの課題が浮き彫りとなって参りました。この状況を受けて、4月13日には医療者の方々の情報共有、4月21日にはがん患者さん・そのご家族の方々への情報共有及びQ&Aを取り入れたインタラクティブなオンラインイベントを開催いたしました。

参加者の皆様の集合写真

 【登壇者】

 秋山正子氏(認定NPO法人マギーズ東京 センター長)

 天野慎介氏(一般社団法人 全国がん患者連合会 理事長)

 大須賀覚氏(アラバマ大学バーミンハム校 脳神経外科 助教授)

 大曲貴夫氏(国立国際医療研究センター病院 国際感染症センター センター長)

 勝俣範之氏(日本医科大学武蔵小杉病院腫瘍内科 教授)

 佐々木治一郎氏(北里大学病院 集学的がん診療センター センター長)

 CancerXからは上野直人(米国テキサス大学MDアンダーソンがんセンター 乳腺腫瘍内科 教授)、モデレーターとして鈴木美穂(認定NPO法人マギーズ東京 共同代表)が参加しました。

 【参加属性】

 参加者は、「がん患者・経験者」が34.7%、「家族・パートナー・友人」が16.7%、「医療従事者」が31%と続く他、企業のマネジメント層からの関心も高く、がんを取り囲む多様な立場の人が新型コロナ渦でのがん情報を求めていることがわかりました。

 【セッション内容】

 ● テーマ1 新型コロナウイルスとがんの関係について

 大曲先生は新型コロナ肺炎と抗がん剤副作用の症状が似ている部分もあり、症状について不安なことがあれば、まずは主治医に相談するように、と述べました。リスクについて、勝俣先生はまだデータが少ないが、中国からの報告ではがん患者7.6%(一般は2-4%)、背景にある心疾患リスク、高齢者の重症化リスクと比較すると高いわけではない。と述べました。大須賀先生は、病院にいく機会が多い人の方が感染者と関わる頻度が高くなるため結果として感染リスクがあがる。また、公共機関、人と接する機会があり、新型コロナの患者がいるリスクがある場所にいくため、通院リスクを減らすことを考える必要がると述べました。先生方はまずは主治医、通院先の相談支援センターなどに問合せすることを勧めています。

 ●テーマ2 新型コロナの感染リスクと通院・治療・手術の優先順位のつけ方について

 大須賀先生は、判断はその患者さんをよく知っている人でなければ対応できない、上野先生は、自身がサバイバーである経験も踏まえ、もし延期されている治療があるのならば、なぜ治療が延期になったのか、患者から医療者に聞いて欲しいと述べました。

 ●テーマ3 がん患者・家族ができること、気をつけることについて

 多くの質問が寄せられました。登壇者はそろって手洗い、うがい、手指の消毒など基本的なことを徹底して行っている、秋山さんはストレスマネジメントも含め上手に行って行くことが大切かと考えます、と述べました。またマスクなどの着用については、自分が新型コロナウイルスを持っている可能性があることを想定して、人にうつす可能性を少しでも下げるため、また咳エチケットの一つの手段として使えることを佐々木先生から紹介いただきました。勝俣先生、大須賀先生は情報を取る際は、厚生労働省、CDCやNICが出す情報の信頼性が高いと述べました。

 ●テーマ4 心のケア・心の保ち方について

 どこに相談に行けばよいか、迷っている方に対し、秋山さんは、マギーズ東京は対面相談は閉じているが、電話やメール相談をやっていること、天野さんはがん支援センターは閉じずにやっているところもあると紹介しました。

 ● テーマ5 最期の過ごし方について

 面会制限が設けられていることや、在宅サービスを受けることへの不安が寄せられました。佐々木先生は現状、多くの病院で面会制限が設けられていることを踏まえ苦しい心のうちを明かしました。秋山さんはその中でもできる工夫を提案されています。

 ● ブレイクアウトセッション

 参加者には複数のグループに分かれて頂き、ディスカッションを行いました。個人的なご意見、ご質問を含め、医療従事者や同様の悩みを持つ方々と直接意見交換ができる場を持て、充実した時間となりました。

 ● チャットルーム

 セッションの進行と同時に、参加者が自由に書き込めるチャットルームも活用しました。そこには病院のような医療資源が通常の機能を果たせないからこそ、患者団体が互いにつながるピアサポートのあり方ななど新しい関わり方の提案やオンラインツールに馴染みのない集団・対象に対しての工夫などの話題が出てきました。

 イベントは、予定の時間を超えたあと、200名を超える希望者が残り、30分以上ディスカッションが続きました。医療者が必要だと考えることと患者が必要だと感じている情報が異なる部分もあり、CanceXとしては、今後も分科会を含めて同様のオンラインセッションを続けたいと考えております。

 CancerXは公式サイト(https://cancerx.jp/)にてセッションサマリーを公開する予定です。御覧ください。

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ