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〈独自〉ドコモ、5Gスマホも発売延期 店頭での感染防止へ ソニーとLGの2機種

NTTドコモが採用した5G対応のスマートフォンなど=3月18日、東京都中央区
NTTドコモが採用した5G対応のスマートフォンなど=3月18日、東京都中央区

 NTTドコモが、4月下旬以降に予定していた第5世代(5G)移動通信システムに対応したソニーと韓国LGのスマートフォンの発売を延期する方針を固めたことが20日、分かった。ソニー製の発売は5月下旬以降とし、LG製は時期を調整中だ。新型コロナウイルスの感染拡大防止に向け、販売店の来店者数を抑制するのが狙い。携帯電話大手3社で5Gスマホの発売延期は初めて。他の2社にも波及する可能性が大きく、コロナ禍が5Gの広がりに水を差しかねない。

 ドコモが発売を延期するのは、カメラ機能を充実させたソニーの「エクスペリア 1II」と、LGの2画面スマホ「V60 ThinQ 5G」。19日には米アップルの「iPhone(アイフォーン)SE」の発売延期も発表するなど、立て続けに市場投入計画を見直している。

 販売店でのクラスター(感染者集団)発生を防ぐために「緊急事態宣言中は新機種を発売して、人が集まるようなことは避けなければならない」とドコモ関係者は説明する。

 総務省は17日に携帯各社に販売店での接客時間の短縮や来店者の抑制など、感染拡大防止に向けた取り組みの強化を要請。これを受け、大手は店頭サービスの縮小や出勤者の削減に踏み切った。利用者にはオンライン手続きの積極的な活用を促す方針だ。

 新型コロナの影響でスマホの生産・供給の遅れが懸念されるが、関係者によるとドコモへの供給は滞っていないという。ただ、発売を延期したソニーの5Gスマホについては「ソフトウエアの開発に関する確認事項が生じており、延期にも影響している」ようだ。

 ドコモは発売を予定する5G対応のスマホ7機種のうち、発売できたのは2機種にとどまる。KDDI(au)やソフトバンクも「発売延期を余儀なくされる可能性が高い」(携帯大手)とみられている。3月に商用サービスが始まった5Gは産業競争力の向上に大きな期待が寄せられるが、厳しい船出となる。

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