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営業自粛は大阪・兵庫だけ? 緊急事態宣言、関西企業が対応に苦慮

全館で営業を続けている高島屋京都店=8日午後、京都市下京区(永田直也撮影)
全館で営業を続けている高島屋京都店=8日午後、京都市下京区(永田直也撮影)

 政府が7都府県に出した緊急事態宣言を受け、関西に拠点を構える企業は対応に頭を悩ませている。関西では大阪府と兵庫県で「外出自粛」の要請が出る一方、京都府や奈良県などは対象外となり、地域ごとに営業の対応を変えなければならないからだ。関西全域で事業展開する百貨店やホテルは大阪と兵庫で臨時休業する一方、京都では営業を継続。大手メーカーも通勤態勢の見直しを進めている。

 「売り上げには当然打撃だが、感染拡大防止のためには仕方がない」。全国展開する大手百貨店は相次いで7都府県の店舗の臨時休業を決定した。

 大丸は大阪と兵庫の店舗のうち、心斎橋▽梅田▽神戸▽芦屋-の4店舗を臨時休業としたが、京都店は営業時間を短縮しつつも業務を継続。「宣言や自治体の要請をもとに判断した」(広報担当者)という。

 高島屋は、大阪府内3店は食料品売り場だけの営業だが、京都店は時間短縮ながらも全館営業。近鉄百貨店も大阪市内2店舗で食料品売り場だけのオープンになったが、奈良県や和歌山県では時短営業で対応する。各社とも地域ごとの判断に苦慮したことを認めつつ、「生活必需品の売り上げの大きさや地域の利便性を考慮した」という。

 新型コロナウイルスの終息見通しが立たないなか、大阪や神戸の大規模店を閉じることは痛手だ。このため、京都など宣言の対象外となった府県の店舗だけでも営業したいという思惑がある。関係者からは「今後宣言の範囲が拡大すれば、他府県の営業も見直しを検討しなければならない」との不安が聞こえてくる。

 ホテルでも同様の対応が進む。阪急阪神ホテルズは8日、東京都と大阪市の直営7ホテルを13日から5月31日まで全館休館とし、宴会などの予約客は原則キャンセルする方針を発表したが、京都新阪急ホテル(京都市)は営業を継続。宣言区域外であることに加え、「近隣に宿泊客や従業員を集約する直営施設がないため休業は難しい」(広報担当者)と判断した。

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