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丸紅などが秋田で洋上風力発電を事業化 令和4年に国内初の商用運転へ

 丸紅は3日、同社が約4割を出資する秋田洋上風力発電(AOW、東京)が、着床式洋上風力発電所計画の事業化を決定したと発表した。秋田県の秋田港と能代港の2カ所に計33機の風力発電機を設置。令和4年中の稼働を目指す。大型の洋上風力発電の商用運転は国内初となる。

 発電容量は14万キロワットで、20年間にわたって東北電力に売電する。総事業費は1千億円で、この一部を三菱UFJ銀行、みずほ銀行、三井住友銀行が共同主幹事として協調融資する。

 AOWには、大林組や東北電力子会社の東北自然エネルギー、関西電力、中部電力、コスモエネルギーホールディングス(HD)子会社のコスモエコパワーなどが出資している。洋上風力発電事業は主要な再生可能エネルギーとして成長が期待されており、総合商社、建設、エネルギー、電力大手が共同で参画するプロジェクトとなっている。

 同プロジェクトは秋田県が公募し、平成27年に丸紅が事業者として選定され、今年1月に秋田県が関係水域の占用を許可した。

 これまで国内の洋上風力発電は、実証実験段階のものがほとんどで、全国合計でも6万キロワット程度にとどまっている。また、東京電力HDが千葉県の銚子沖で37万キロワット、Jパワー(電源開発)が北海道檜山エリア沖で72万キロワットの大型洋上風力発電を計画しているが、環境影響調査や開発可能性調査の段階で、運転開始は令和6年以降となる予定。今回の事業化の決定で、秋田の大型商業プロジェクトは大きく先行した格好だ。

 丸紅は環境問題の高まりを受け、新規の石炭火力発電事業は原則行わず、太陽光発電など再生可能エネルギー事業を倍増する計画を打ち出しており、今後、大型洋上風力も拡大していく考えだ。

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