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【しずおか・このひと】渡辺商店 渡辺大輔さん(43)独自の鬼瓦にこだわり 静岡から発信

渡辺さんたちは千葉県の台風15号被災地にストックしていた瓦を提供した(渡辺さん提供)
渡辺さんたちは千葉県の台風15号被災地にストックしていた瓦を提供した(渡辺さん提供)
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 --どのようなこだわりを持って事業に取り組まれているのか。御社の瓦屋根施工や鬼瓦の特徴は

 「特に施工法にこだわり、現場の職人の意見を反映させた鬼瓦を手作りし、施工とセットで提案しています。奈良・京都方面の古建築の施工法を取り入れ、主に静岡でこだわって取り組んでいます」

 --東日本大震災以降、一般住宅での瓦屋根の普及が減少傾向にあると思われるが、新たな施工法などはあるのか

 「現在の屋根工事は、主に『施工ガイドライン工法』といった新たな施工法に25年も前から取り組んでいます。同工法は、瓦屋根を大地震から守り、阪神大震災後の標準工法として、全国規模である全日本瓦工事業連盟と国の指導で進められた工法です。最近の震災で崩れているのはそれ以前のもので、風評被害を受けています」

 --このほど、自社でストックしていた瓦、約1200枚を台風15号で甚大な被害を受けた千葉県の方などに寄付された。どのような思いだったのか

 「千葉の皆さんに瓦屋根の風景、景観を残してほしいとの思いで寄付しました。屋根を板金やスレート屋根に替えるのは簡単です。ただ、日本の素晴らしい田園風景、瓦の街並みが失われてしまいます。千葉では古い建物が多く、ストックしていた瓦がフィットし、喜んでいただけました。大量には無理ですが、今後もできる限り協力させていただきたいです」 

 -今後どのような事業展開をしたいとお考えか

 「現在、文化財の屋根の調査に力を入れており、今後、観光資源で注目される文化財修復工事を強化していきたいと思っています。そのために、伝統ある瓦の調査結果など、さまざまな情報をデータベース化し、いずれは、そのデータベースを業者間で共有できるような仕組みを作りたいです」

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