PR

ニュース 経済

かんぽ不正、調査対象を拡大「グレーの契約も」 増田新社長会見

記者会見に臨む日本郵政の増田寛也社長=9日午後、東京都千代田区(萩原悠久人撮影)
記者会見に臨む日本郵政の増田寛也社長=9日午後、東京都千代田区(萩原悠久人撮影)

 日本郵政の増田寛也社長は9日、就任後初めて記者会見を開き、かんぽ生命保険の不正販売の調査対象を拡大すると明らかにした。増田氏は不正問題を陳謝して「一刻も早く全容を解明し、不利益を早く解消する」と決意表明した。調査拡大で不正の件数が増えれば、問題収束までにはさらに時間がかかりそうだ。

 増田氏は「(不正が)埋もれているものもある。グレーの色が濃い契約を調査する」と見解を示した。顧客が不利益を被った恐れがある契約約18万3千件の調査とは別に、約3千万件の全契約が顧客の意向に沿っていたかも確認中だが、この中に本人の意向を軽視して保険金の受取人を変更するなど、不正の恐れのある契約が隠れているとみる。

 一方、道半ばである18万3千件の調査については、3月末にめどをつけたい考えも示した。

 増田氏は不正販売は「創立以来、最大の危機だ」と改めて強調。再発防止策の着実な実行に向けては、社長直属のタスクフォース(専門組織)を立ち上げ、外部の専門家も招き、議論を深める方針を示した。

 民営化については「確実に推進する。経営自由度が増し、国民サービスの改善につながる」とした。だが、政府が保有する日本郵政株の売却時期は「時間軸は話せない。信頼回復が先決だ」と語った。

 また、前総務次官による日本郵政の鈴木康雄前副社長に対する行政処分情報の漏洩問題に関しては「調査を行う準備をしている」とし、調査しないとしていた方針を転換した。

関連トピックス

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ