PR

ニュース 経済

米中貿易合意、1月署名へ 米、関税中止・緩和 「中国は農産品を大量購入」

米中貿易協議について記者会見する中国政府の担当者ら=13日、北京(共同)
米中貿易協議について記者会見する中国政府の担当者ら=13日、北京(共同)

 米国と中国の両政府は13日、貿易協議で「第1段階」の合意に達したと発表した。米国は対中制裁関税の新規発動を中止し、発動済みの関税を一部緩和する。米政府によると、中国は米国から年間500億ドル(5兆5000億円)規模の農産品購入を約束。来年1月初めの署名を目指して中国と合意文書の作成作業を進めるとした。

 米中両国が互いの輸入品に追加関税をかけ合う「貿易戦争」に突入してから約1年半となるが、大きな転機を迎えるとみられる。

 米政府によると、米国は15日に予定した約1600億ドル分の中国産品への関税発動を取りやめ、すでに発動した約1200億ドル分の追加関税の税率を15%から7・5%に半減させる。約2500億ドル分に上乗せした25%の税率は維持する。

 トランプ米大統領は13日、記者団に「第2段階の協議をただちに始めたい」と述べ、中国が求めた発動済み関税の撤廃を受け入れず、今後の交渉カードとして活用する考えを示した。

 中国国営新華社通信は、米国が中国産品に対してかけている追加関税を、段階的に取り消すことで一致したと伝えていた。

 中国側の発表によると、第1段階の合意は、知的財産権の保護や技術移転、農産品、金融サービス、為替、貿易拡大など9項目に及ぶ。「署名後は双方が協議の約束を順守し、第1段階の協議に関する内容を努力して実行することを望む」と強調している。 

 中国側は「この協議は中米両国が経済貿易分野の協力を強化する上で有益である」との考えを強調した。

 米政府の説明では、中国による米農産物やエネルギー、製造業製品などの調達拡大により、輸入額を2年間で少なくとも計2000億ドル(約22兆円)増やす。

(北京 三塚聖平、ワシントン 塩原永久)

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ