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出光、超小型EVカーシェア事業化へ 千葉でも実証実験

出光興産が東京モーターショーで発表したカーシェアリング用の小型電気自動車=東京都江東区(平尾孝撮影)
出光興産が東京モーターショーで発表したカーシェアリング用の小型電気自動車=東京都江東区(平尾孝撮影)
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 出光興産はグループの給油所網を活用し、超小型電気自動車(EV)のカーシェアリングサービスを事業化する方針であることが9日、分かった。同サービスの実証実験を現在の岐阜県に続き、来年前半に千葉県でも行い、将来の全国展開を視野に事業化の準備を進める。木藤俊一社長が同日までに産経新聞の取材に応じ明らかにした。国内の石油需要が減少する中、同サービスを新たな給油所の収益源として育成する考えだ。

 同社は8月から観光客が多い岐阜県の飛騨市と高山市でシェアリングサービスを実施しているが、利用者が伸びており、木藤氏は千葉県館山市でも実証実験を開始し、観光向けだけでなく、公共交通機関に替わる地元の人の日常の足として提供するとした。

 超小型EVのカーシェアには現在は規制があり、事業化には自治体の認可が必要で、実施エリアが限定されている。だが、政府は規制を緩和する方向となっており、それを受けて事業化に乗り出す方針だ。

 このほど出光が作成した新経営ビジョンは、国内の石油需要が人口減少や自動車の電動化、低燃費化などによって10年後に3割減、20年後に半減、さらに30年後には7割減になると予測。木藤氏は「石油に依存するだけの経営は成り立たない」と指摘する一方、国民生活の重要なインフラである給油所網の維持は「極めて大切な課題だ」と述べ、給油所の経営を支える非石油事業の育成の一環として超小型EVカーシェアを位置づけた。

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 また、国内石油需要の減少への対策では、人工知能(AI)を活用した設備の高度化などで価格競争力を引き上げるとともに、「10年後に海外販売を(現在の5割増の)3千万キロリットル規模に引き上げる」(木藤氏)考えも示した。(平尾孝)

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