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金属労協、春闘で7年連続ベア要求「月額3000円以上」 

令和2年春闘の方針について記者会見する金属労協の高倉明議長=4日、東京都江東区
令和2年春闘の方針について記者会見する金属労協の高倉明議長=4日、東京都江東区

 自動車や電機など主要製造業の産業別労働組合でつくる全日本金属産業労働組合協議会(金属労協、約200万人)は4日、令和2年の春闘交渉で、基本給を一律に引き上げるベースアップ(ベア)について、月額3千円以上を統一要求基準とすることを決定した。今年と同水準で、ベア要求は7年連続。

 同日、東京都内で開いた協議委員会で承認された。米中貿易摩擦や世界的な景気下振れなどで各業界の業績は低迷しているが、高倉明議長は協議委員会で「環境が厳しいときだからこそ人への投資が重要。(適切な賃上げがなければ)働く人の意欲や希望が損なわれ、個人消費が活性化されず、企業や日本経済の成長をも阻害することになる」と必要性を強調した。

 このほか、大企業と中小企業との格差是正や底上げに向けて新たに、約3年後の中期的目標として高校卒業初任給で「月17万7千円、1時間あたり1100円」を掲げた。企業内最低賃金協定の締結も促進。最低賃金額が上昇するなか、産業別の特定最低賃金額の向上も目指すとした。

 高倉氏は記者会見で「産業構造が大きく変わって業種間連携も増え、人手不足のなか人材の流動化が起きている」と指摘。「労働条件の基本である賃金を上げないと、人材も来ないし辞めていく負の連鎖が起きる、という点を交渉で強調していく」と語った。(今村義丈)

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