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【今どきワークスタイル】(10)中途でも職場体験

 今は優秀な人材の獲得競争が激しく、職場環境や同僚との相性が重視されるという。「実際に携わる仕事を事前に知ることで、高い動機付けがされた状態で入社できる」と松本社長。

 企業側には中途採用の定着率を高めるという狙いもある。人材サービスの「エン・ジャパン」(東京都新宿区)が今年、過去3年間に中途入社の正社員がいる企業693社を対象に行った調査では、「中途入社の定着率が低い」との回答は約4割に上った。

 ◆副業解禁の流れも

 実際に、人手不足といっても、満足のいく転職ができる人ばかりではない。

 リクルートワークス研究所(東京都中央区)の「全国就業実態パネル調査」によると、平成30年に転職をした人で仕事に対する満足度が下がった人は24・5%。また、正社員に転職した人の3年以内の離職率は4割に上る。前向きな離職も含まれるが、同研究所の坂本貴志研究員は「配属先の情報は入社してみないとわからないことが多い。事前に知ることでミスマッチ防止につながる」と話す。

 従来の面接中心の採用手法では知りえなかった、職場の風土や慣行、同僚の特徴といったリアルな情報が職場体験を通じて伝えることができるのだという。

 人材サービス大手「パーソルキャリア」(東京都千代田区)の転職サービス「doda」の大浦征也編集長は「地方の中小企業などではIターンやUターン希望者を対象に職場体験が行われていた。最近は、在宅で仕事ができる環境が整ったことや副業解禁などの流れもあり注目されるようになったのではないか」と推測。「ミドルシニアにも職場体験が広がれば、セカンドキャリアを考えるきかっけになり、定年後の雇用にもつながるのではないか」と話している。

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