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中曽根元首相死去 経済界からも追悼の声 国鉄改革など実績を評価

昭和60年4月、記者会見でパネルを使って市場開放策を説明する中曽根康弘首相=首相官邸
昭和60年4月、記者会見でパネルを使って市場開放策を説明する中曽根康弘首相=首相官邸

 中曽根康弘元首相の訃報を受け、経済界からは国鉄改革など経済政策でも指導力を発揮した実績を高く評価する声が相次いだ。

 日本商工会議所の三村明夫会頭は29日、記者団に対して、「私心なく、国益のために本当に頑張られたと思う」と述べた。三村氏は中曽根氏の地元である群馬県出身で、20年近く中曽根氏を囲む会を主催。中曽根氏が自ら会長を務める公益財団法人「中曽根平和研究所」の副会長も務めている。

 三村氏は中曽根氏が中国や韓国との関係を一層発展させていくための取り組みを続けてきたことにも言及。「反日感情が悪いときも対話の重要性を説いてこられた」と故人の功績をたたえた。

 また中曽根氏とともに国鉄改革に取り組んだJR東海の葛西敬之名誉会長は「国鉄の分割民営化は、中曽根元総理のリーダーシップがあったからこそ実現できた。その結果が鉄道の今日の発展につながっており、大変大きな功績を残された」とのコメントを出した。

 一方、経団連の中西宏明会長は、「近年も憲法改正に関する会合などで、わが国の将来に思いをはせ、お考えを発信され続けていただけに、本当に残念でなりません」とのコメントを発表。中曽根氏がエネルギー問題への対応、米国との同盟関係の強化、自由貿易体制の推進などにも取り組んだことに触れ、「世界的にも卓越した政治指導者のお一人であった」とした。

 また経済同友会の桜田謙悟代表幹事も中曽根氏が「戦後政治の総決算」を掲げ、さまざまな改革に道筋をつけてきたことを評価。「日本国有鉄道、日本専売公社、日本電信電話公社の民営化などの大改革は元総理の強力なリーダーシップがなければ成し得なかった」とたたえた。

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