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出光と東レ、次世代有機EL技術で世界最高レベル達成

 JOLEDの能美事業所の量産ライン完成式であいさつする石橋義社長(奥)=25日午前、石川県能美市
 JOLEDの能美事業所の量産ライン完成式であいさつする石橋義社長(奥)=25日午前、石川県能美市

 出光興産と東レは25日、次世代方式として有力視される有機エレクトロルミネッセンス(EL)素子の開発で、世界最高レベルの発光効率と寿命を達成したと発表した。テレビやスマートフォンのディスプレーに活用される有機ELの低コスト化、省電力化に加え、表現できる色を幅広くできる高性能化が可能になるという。令和4年の製品化を目指す。

 現在の有機ELでは、蛍光材料、リン光材料が一般的。だが、蛍光材料は、発光効率が悪く、リン光材料はインジウムや白金などのレアメタルを使うため、高コストとなることや、発光スペクトル幅が広いなどの欠点があった。

 出光、東レが開発した熱活性化遅延蛍光(TADF)材料と赤色蛍光材料を用いた有機EL素子は、発光効率が高く、レアメタルを使用せず、蛍光材料と同じレベルの発光スペクトル幅を持つことから、有機EL素子の次世代主力方式になるとされている。今回、赤色で最高レベルの発光効率を実現し、今後は寿命を延ばすなどの改良によって製品化を進める。同時に緑色の素子についても共同開発する方針だ。

 両社は平成29年9月に有機EL材料での技術提携で合意し、双方の知見の共有などを進めてきた。

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