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【激動ヨーロッパ】欧州中銀にドイツの壁 新総裁ラガルド氏の手腕は

7日、ブリュッセルで開かれたユーロ圏財務相会合に出席したラガルドECB総裁(左)=ロイター
7日、ブリュッセルで開かれたユーロ圏財務相会合に出席したラガルドECB総裁(左)=ロイター

 欧州中央銀行(ECB)の新たな総裁に今月、国際通貨基金(IMF)専務理事だったラガルド氏が就任した。金融緩和の是非をめぐり露呈した内部対立の解消や、ユーロ圏経済の減速への対応といった重責を担うが、ともに欠かせないのは、欧州最大の経済大国としてECBの政策に影響力を持つドイツの協力だ。ドイツはドラギ前総裁下で金融緩和に舵を切ったECBへの不満を高めている。どう協調関係を築くか、ラガルド氏の手腕が問われる。(外信部編集委員、元ベルリン支局長 宮下日出男)

■初演説はベルリン

 「ドイツは欧州の理念を守るために必要なときは動く。欧州にとってよい解決は、ドイツにとってもよいのだ」

 ラガルド氏は4日、総裁就任後初の演説を行い、こう呼びかけた。場所はドイツの首都ベルリン。ショイブレ元独財務相が地元の雑誌協会の表彰を受ける式典でのことだった。

 ラガルド氏は金融政策に言及しなかった。だが、先だって出身国フランスのメディアで「財政に余裕のある国が必要な努力をしていない」と、名指しでドイツにユーロ圏のため投資を拡大するよう求めていた。演説でも暗に促した形だ。

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