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介護で在宅勤務「当たり前に」 ICT化で働き方改革進める岩井コスモHD

インタビューに応じる岩井コスモHD沖津嘉昭会長CEO=10月29日午前11時29分、大阪市中央区(岡本祐大撮影)
インタビューに応じる岩井コスモHD沖津嘉昭会長CEO=10月29日午前11時29分、大阪市中央区(岡本祐大撮影)

 「労働時間はより短く、収入はより多く」を働き方改革の理念に掲げ、営業現場でICT(情報通信技術)の導入と活用を推進する岩井コスモ証券。従業員の働き方改革を業績にどう結びつけていくのか。沖津嘉昭・岩井コスモホールディングス会長CEOに話を聞いた。

■離職率2・5ポイント低下

 --ICT化をどのように進めているのか

 「平成29年10月から約480人の営業担当者全員にタブレットを貸与している。当初はパンフレットや資料のデータを入れただけだったが、現場から意見を吸い上げて、チャットやGPS(衛星利用測位システム)の機能を導入。自宅でミーティングに参加できるテレビ会議システムも装備している」

 --会社に行かなくても仕事ができる態勢を整えた

 「首都圏を直撃した今年の台風15、19号では鉄道の計画運休があったが、当社は所属長から在宅勤務を指示。普段通りに営業でき、ICT活用の重要性を実感した」

 --ICTが働き方改革につながっている

 「保育園に子供を預けてから出勤したり、親の介護をしながら在宅勤務したりすることは当たり前になった。ある支店では介護を理由に退職した従業員が、こうした働き方改革を進めていることから復職。週1回出社する程度だが、着実に成績を上げている。従業員離職率は昨年3月と今年3月を比較して2・5ポイント下がるなど成果も見え始めた」

■「テレワーク先駆者」に選出

 --効率化はどう業績に結びついている

 「たとえば終業前に会社に戻って書いていた日報も出先からタブレットで処理し、空いた時間でさらに顧客をまわることができる。録音機能付き携帯電話のデータをAI(人工知能)で解析し、コンプライアンス(法令順守)違反の営業行為がないかチェックすることも検討している」

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