PR

ニュース 経済

米FRB、3回連続利下げ 0・25%、景気悪化予防当面の金融緩和休止を示唆

 連邦公開市場委員会(FOMC)後に記者会見するパウエルFRB議長=30日、ワシントン(AP)
 連邦公開市場委員会(FOMC)後に記者会見するパウエルFRB議長=30日、ワシントン(AP)

 【クリーブランド(米オハイオ州)=塩原永久】米連邦準備制度理事会(FRB)は30日の連邦公開市場委員会(FOMC)で、主要政策金利を0・25%引き下げて年1・50~1・75%にすると決めた。7月と9月に続き3回連続で利下げを実施し、米中貿易摩擦や世界経済減速を受けた米景気の失速を未然に防ぐ。ただ、年内の追加利下げには慎重な姿勢を示した。

 FRBの声明は、これまで盛り込んできた「景気拡大を維持するため適切に行動する」との文言を削除した。金融緩和によって景気リスクに「予防的」に対処するとしてきた姿勢を転換して当面の利下げを打ち止めにし、適切な金利水準を見極める方針を示唆した。

 会合後に記者会見したパウエル議長は、利下げ後の金利水準が「景気見通しを維持するために十分な条件を整えるものだと考えている」と指摘し、3度の利下げが景気を後押しする効果が出てくるとの認識を示した。一方、利上げは視野に入れていないとした。

 またパウエル氏は、米中両国が貿易分野の部分合意に向けて協議を続けている点に触れ、「合意が両国の署名に達すれば貿易摩擦が緩和する」と述べ、企業の景況感を下支えするとの見方を示した。ただ、景気が下振れする懸念が強まれば再び利下げする可能性を排除しない立場を強調した。

 FRBは今年7月から予防利下げを実施。今回のFOMCでは投票権を持つ10人のうち2人が金利据え置きを主張して反対した。

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ