米でベビーパウダー回収
米医薬品大手ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)は18日、2018年に米国で生産・出荷されたベビーパウダー1本から微量のアスベストが検出されたとして、商品の一部を自主回収すると発表した。米メディアによると、対象は約3万3千本。
J&Jによると食品医薬品局(FDA)の検査で、インターネット通販で購入した商品1本から微量のアスベストが検出された。
J&Jは「過去40年にわたる数千回の検査で、製品にアスベストが含まれていないことを繰り返し確認している」として、FDAとともに検査結果の妥当性に関する詳しい調査を始めた。
ロイター通信によると、発がん性のあるアスベストが混入したJ&Jの商品を使ったことでがんになったと主張する人たちが、同社を相手取って約1万5千件の訴訟を起こしている。(共同)