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KDDIが“どこでもドア” 5G普及で産業構造変革も

扉の向こう側でスマホをかざすと別世界が広がってみえるKDDIの“どこでもドア”=16日、千葉市美浜区
扉の向こう側でスマホをかざすと別世界が広がってみえるKDDIの“どこでもドア”=16日、千葉市美浜区

 最新の家電・ITの展示会「CEATEC(シーテック)2019」で、NTTドコモやKDDI(au)が第5世代(5G)移動通信システムの新技術を披露し、注目されている。高精細な映像を高速多接続で通信できる5Gの特長を生かした観光や、スポーツ観戦での活用例が目立った。来春に商用化が本格化する5Gでの新サービスに期待が高まりそうだ。

 KDDIは、スマートフォンをかざすと扉の向こうに別世界が広がっているように見える技術を展示した。仮想現実(VR)の技術で、スマホに花畑や岩山、サッカー場などの風景を表示する。360度、どの方向にかざしても景色を楽しむことができ、扉を開けて瞬間移動する“どこでもドア”のような体験ができる。

 このほか、サッカーボールなどにセンサーを組み込んでボールの回転数や速度を計測。カメラ映像から人の骨格を読み取る技術と合わせて、適切なスポーツの指導ができるサービスも出展した。

 NTTドコモは、高精細な8KのVR映像を生中継して視聴できるシステムを披露した。

 5Gが普及すれば、高精細な画像を遅延なく円滑に表示できるようになるため、映像の臨場感が向上するなどのサービスの充実が期待できる。

 16日には、NTTドコモの吉沢和弘社長やKDDIの高橋誠社長、ソフトバンクの宮川潤一副社長、携帯電話事業に参入した楽天モバイルの山田善久社長らがパネルディスカッションを行い、5Gの普及に向けた展望を語った。

 高橋社長は「消費者向けには、スペシャルなエリアでスペシャルな体験価値を提供していく。スタジアムで(スポーツの試合を)見ながら動画を見るようなサービスができる」と自信をみせる。吉沢社長は「初期は、5Gのキラーコンテンツが何かまだ確定できない。活用事例を重ねていく」と課題を挙げた。山田社長も「同時多数接続などの取り組みは自分たちだけでできず、さまざまなパートナーとの協業が重要になる」と述べた。

 そのうえで、宮川副社長は「本格的な5Gの段階になると、モノとモノ、モノと人がつながるのが当たり前になる。製品がサービスまでセットで売られるような産業構造の変化には、5Gのインフラがカギとなる」と強調した。

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