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8月韓国人客48%減 8年3カ月ぶり低水準

7月26日にソウルの日本大使館前で日本製品の不買運動をする韓国の高校生ら(共同)
7月26日にソウルの日本大使館前で日本製品の不買運動をする韓国の高校生ら(共同)

 観光庁が18日発表した8月の訪日客数の推計調査によると、韓国人客は前年同月比48%減の30万8700人となり、大幅に減少した。東日本大震災直後の平成23年5月以来、8年3カ月ぶりの下げ幅。日韓関係の悪化で航空便の運休が相次ぐなどしており、韓国人客の減少は必至とみられていた。韓国人客は中国人客と並んで訪日客数全体を下支えしてきたが、減少が続けば、政府が来年の目標に据える「訪日客4千万人」の達成が危ぶまれる。

 8月の下げ幅は、東日本大震災直後の23年3月に47・4%、4月に66・4%、5月に58・3%を記録して以来の大幅な減少。今年7月(7・6%減)からも下げ幅が拡大した。韓国からの旅行者の大幅減が響き、訪日客全体も2・2%減の252万100人となり、台風21号や北海道での地震の影響を受けた昨年9月以来、11カ月ぶりに前年同月比でのマイナスとなった。

 韓国人客について、観光庁の田端浩長官は18日の定例会見で「観光交流促進のため人的交流は大事だという点では両国で一致している」と強調。会員制交流サイト(SNS)などで日本の魅力発信に取り組みたいとして、韓国人客がプラスに転じるための取り組みに注力する方針を示した。

 一方、8月は中国人客が7月に続いて100万人を突破し、16・3%増の100万600人を記録。また、台湾やタイ、シンガポール、ベトナム、米国やフランスなど15の国と地域からの訪日客も8月として過去最高を記録するなど、韓国人客以外は好調だった。

 このため田端氏は「幅広い国から誘致に取り組むのが大事だと思っている」と指摘。来年4千万人の訪日客数の目標に向けて、観光地の多言語対応や無料の公衆無線LAN提供などの施策を進める考えを示した。

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