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液晶技術でアスリートひんやり シャープ、蓄冷材活用のグローブ

シャープが独自の蓄冷材を応用して開発する暑熱対策グローブ=13日、東京都港区(八倉陽平撮影)
シャープが独自の蓄冷材を応用して開発する暑熱対策グローブ=13日、東京都港区(八倉陽平撮影)

 シャープは13日、液晶ディスプレーのノウハウを活用した社内ベンチャーの蓄冷材技術を使い、トップアスリート向けの暑さ対策商品を開発したと発表した。冷却グローブはスポーツ用品大手、デサントなどとの共同開発で、陸上の長距離選手のパフォーマンス向上に貢献する。同社は蓄冷材を活用した冷却事業で、令和7年に売上高50億円規模を目指すとしている。

 ■保冷パックでは冷えすぎて…

 冷却グローブは、メッシュ素材で独自の蓄冷材「TEKION(テキオン)」をポケットに入れ込むことで、体の奥の「深部体温」の上昇を抑制できる。マラソンなどでの使用を想定し、ペース配分を確認する際の腕時計操作や給水時の動作の妨げにならないようコンパクトにデザインされている。

 使用するTEKIONは、冷たすぎず快適な温度といわれる12度を20分程度持続。従来は一般の保冷パックを使用することが多かったが、温度が低すぎて手のひらに痛みを感じるという問題があった。今後は、マラソンや競歩などの国内外競技大会で実証実験を進め、早期実用化を目指する。

 ■氷点下2度に保つクーラーボックス

 さらにTEKIONを使用した商品として、飲料を氷点下2度に保つクーラーボックスも開発。500ミリリットルのペットボトルを12本同時に冷却できる。冷やした容器を振ることで、微細な氷の結晶を含む「アイススラリー」を作ることができる業界初のクーラー容器で、冷蔵庫で冷やした飲料よりも効率的に体温を冷やすことが可能だ。現在、プロ野球の東北楽天ゴールデンイーグルスなどで実証実験中だという。

 ■猛暑対策や美容分野にも

 一方、先行開発したTEKION使用の商品として、同社は19日にクーラーバッグの「TEKION COOLER」を発売する。500ミリリットルのペットボトルのサイズを冷却可能で、アイススラリーを作り出すこともできる。想定価格は5000円(税別)。

 同社は、蓄冷材を活用した冷却商品の開発を進めるが、スポーツ選手向けだけではなく、猛暑対策や美容分野など一般の消費者向けにも商品を展開していくとしている。

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