PR

ニュース 経済

【リーダーの素顔】真の成長には社員の「幸福」が不可欠 山下良則リコー社長

山下良則リコー社長
山下良則リコー社長

 複合機大手、リコーの業績が急回復している。オフィスのペーパーレス化などが逆風となる中、平成30年3月期に本業のもうけを示す営業損益が1156億円の赤字となったが、翌年には黒字に再浮上。今期は1千億円の大台回復を目指している。もっとも、改革を陣頭指揮してきた山下良則社長は、真の成長を遂げるには収益重視だけでは不十分で、「社員の幸せが欠かせない」と訴える。(井田通人)

 --業績がV字回復を遂げつつある

 「29年4月の社長就任時に会社を再起動すると宣言し、徹底的な改革を行った。長引くと疲弊するので一気に行ったが、社員はよくやってくれた。30年度から2年間は成長軌道に乗せる挑戦、令和2年度から3年間は持続的な成長を遂げる飛躍の期間と位置づけている。事務機市場は縮小しているが、複合機とアフターサービス、その上に乗るITサービスを合わせれば収益は拡大している。方針通りに来ている」

 --改革を行うにあたり心がけた点は

 「社長の役割は、社員が誇りを持てる会社にすることだと思う。社員それぞれが持ち場で活躍できれば、おのずと事業計画も達成できる。社長は(会社の)見張り番のようなもの。トップダウンだと社員は十分に力を発揮できない」

 --収益だけでなく、社員の「幸福度」も重視している

 「業績は回復しつつあるが、これを持続し、真の成長を遂げるには、社員が活性化し、幸せにならないといけない。ただ、昨年秋に社員の意識調査を実施したところ、思ったほど変わっておらずショックだった。中間管理職の板挟みのつらさや、特別扱いを嫌う女性社員の思いなど、解決すべき点はまだまだある。今年4月の方針発表会では、あえてそういう意見があると公にした」

 --幸せを追求する方策の1つとして、時間や場所にとらわれない、柔軟な働き方を実践している

続きを読む

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ