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関空「第3ターミナル」検討本格化 万博、IR対応

インタビューに答える関西エアポートの山谷佳之社長=関西空港(鳥越瑞絵撮影)
インタビューに答える関西エアポートの山谷佳之社長=関西空港(鳥越瑞絵撮影)

 関西国際空港などを運営する関西エアポートが、関空1期島の第1ターミナル(T1)を改修した後、第3ターミナル(T3)の建設に向けて検討を本格化させることが4日、明らかになった。関空の今年度の総旅客数は3000万人を超える見込みで、現状のターミナル容量の限界に近い。多くのインバウンド(訪日外国人客)来場が見込まれる2025(令和7)年大阪・関西万博に加え、統合型リゾート施設(IR)誘致の可能性を見据えた対応とみられる。

 関西エアの山谷佳之社長は産経新聞のインタビューで「T1の改修で(旅客を)まかなえず、第2ターミナル(T2)でも不足だとなれば当然、2期島に新しいターミナル施設をつくる。必要なものはきちんと投資をしていく」と意欲を示した。

 T3は、格安航空会社(LCC)専用で運用している2期島のT2に隣接する遊休地に建設する。山谷社長は「時期がどうなるかはまだ言い切れない」とも語っており、当面は、大阪・関西万博までの完了を目指し、国際線フロアを拡張する方針のT1改修を優先。昨年9月の台風21号での被害を踏まえた電気設備の地上化などの防災工事(約270億円)も含め計約1000億円を投じて進める。

 関空の受け入れ能力は現在T1、T2合わせて年間約3335万人。すでに限界に近いが、T1改修で約4300万人受け入れ可能となり、万博の期間中に来場が見込まれる外国人350万人への対応はできる。

 ただ、関西への外国人訪問客がこのままのペースなら、令和12年には現在の約2倍の2400万人を超える。さらに、IRの大阪誘致が実現すれば、年間700万人の外国人来場が見込まれ、T1改修だけでは限界を超える可能性が高い。

 航空会社側からも「アジアに向けたゲートウェイとするために10年、20年先を見越した受け入れ容量の拡大を」(関空拠点のLCC担当者)との声が出ており、関西エアは、IRの大阪誘致の実現の時期、旅客需要の伸びなどを見極めつつ、検討を本格化させ、建設の是非を慎重に判断するとみられる。

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