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神奈川大学 東京・大田区の町工場とロケット開発

開発したロケットの先端部の横に立つ神奈川大学の高野敦准教授=横浜市神奈川区
開発したロケットの先端部の横に立つ神奈川大学の高野敦准教授=横浜市神奈川区
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 神奈川大学工学部機械工学科の高野敦准教授の研究チームが東京都大田区の町工場と共同で小型ロケットの開発を進めている。高度15キロへの到達を目標に置き、10月中旬にも秋田県内でロケットを打ち上げ、令和4年の目標である高度100キロへの到達に向けて基礎技術の確立を図る。

 開発中のロケットは直径約15センチ、全長約4メートルで、2機用意する。10月12~14日に秋田県能代市の旧落合浜海水浴場で打ち上げる。高野准教授は平成26年に航空宇宙構造研究室を立ち上げ、27年にロケットのエンジン開発に着手した。

 28年以降、年1、2回のペースでロケットの打ち上げを実施してきたが、より高い高度への到達を目指すためにはロケットの大型化が必要と判断。横浜市神奈川区にある大学の研究室だけで開発を進めるのが難しくなったことから、大田区の町工場との連携に踏み切った。

 ロケットのタンクとエンジンは里中精機、分離機構はマテリアルと共同で開発した。テレメトリーと呼ばれる気圧や加速度、高度などを測定する装置はフルハートジャパンと今後、共同開発に取り組み、来年以降に打ち上げ予定のロケットに搭載する。

 ロケットのエンジンは樹脂を液体の酸化剤で燃やすことで推進力を得る「ハイブリッドロケット」と呼ばれるもので、一般的な液体燃料よりも燃焼力や推進力は弱いが、爆発の危険性が比較的少ないのが特徴。ハイブリッドロケットが実用化できれば、「人工衛星などの打ち上げもより確実にできるようになる」(高野准教授)という。

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