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続くSUV人気 業績のカギ トヨタは米新工場で生産 アウディは世界販売の5割へ

アウディが発表した新型SUV「Q8」をアピールする日本法人社長のフィリップ・ノアック氏=東京都江東区
アウディが発表した新型SUV「Q8」をアピールする日本法人社長のフィリップ・ノアック氏=東京都江東区

 世界で需要拡大が続くスポーツ用多目的車(SUV)の商品力が、自動車各社の業績を左右している。トヨタ自動車は、2021年に稼働予定の米国の新工場で生産する車種を新型SUVに変更。独アウディは25年に同社の世界販売の5割がSUVになるとの見通しを示した。中長期的なSUV人気の継続を視野に入れる各社にとって、商品戦略上の重要性も増している。

 「米国市場は引き続きSUVシフトが進んでいる。SUVの新型モデルを投入しながら、生産・販売施策もSUVを中心にしていく」

 トヨタの吉田守孝副社長は8月2日の今年4~6月期決算説明会でこう話した。世界の自動車需要が伸び悩む中、自動車大手7社中、トヨタとSUBARU(スバル)だけが増益を確保。トヨタは「RAV4」、スバルは「フォレスター」と、北米を中心にSUVの拡販に成功したことが好業績につながった。吉田氏は、年末にSUV「ハイランダー」を全面改良して発売するほか、来年、再来年もSUVを投入する方針を示した。マツダとの合弁で米アラバマ州に建設中の新工場ではもともと、小型車の「カローラ」をつくる予定だったが7月、生産する車種をSUVに変更すると発表した。

 調査会社フォーインによると、08年に約685万台だった世界SUV市場は18年には約2794万台と、10年間で約4倍に膨らんだ。アウディの世界販売に占めるSUV比率は足元で38%だが、25年までに50%になるとみている。

 日本市場でもSUV人気は高まっている。トヨタは3年ぶりにRAV4を、ホンダは2年ぶりに「CR-V」を国内で復活させた。市場拡大を見据えて各社が品ぞろえを拡充し、新商品効果でさらにSUVの販売が増える-という好循環が生まれているようだ。CR-Vの一部モデルやマツダの「CX-8」のような3列シートSUVは、ミニバンからの買い替え需要も取り込んでいる。

 輸入車でも、ビー・エム・ダブリューが3列シートの「X7」を発売。3日に「Q8」を売り出すアウディジャパンのフィリップ・ノアック社長はSUV人気の背景について、「家族でアウトドアを楽しむのに便利だ。座席の位置が高いため視界がよく、運転者の安心感が大きいことも理由だろう」と分析している。

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