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防衛省、過去最大の概算要求 いずも空母化や宇宙作戦隊新設

海上自衛隊最大の護衛艦「いずも」=平成29年6月21日、南シナ海(自衛隊ヘリから、松本健吾撮影)
海上自衛隊最大の護衛艦「いずも」=平成29年6月21日、南シナ海(自衛隊ヘリから、松本健吾撮影)

 防衛省は30日、総額5兆3223億円の令和2年度予算の概算要求を決めた。今年度当初予算比1・2%増で、過去最大規模となった。海上自衛隊の護衛艦「いずも」を戦闘機搭載可能な事実上の空母に改修する費用を計上。昨年策定した「防衛計画の大綱」で安全保障上重要な新領域に位置づけた「宇宙」における能力強化に向け、宇宙作戦隊新設費用も盛り込んだ。

 いずも改修費は、戦闘機の発着を可能にするための甲板の耐熱性強化や必要な機材設置など31億円で、3年度内に改修を終える見通し。中国が東シナ海への進出を活発化させる中、離島防衛にいずもを活用することを念頭に置いている。

 事実上の空母の甲板で発着させる戦闘機として、短距離の滑走で離陸し、垂直に着陸できる米国製戦闘機F35B6機の新規取得費846億円も計上した。

 航空自衛隊には宇宙作戦隊を新設し、自衛隊の活動に不可欠な日本の人工衛星を外国の妨害から守る。日本の人工衛星への電磁波妨害を地上から監視する装置の開発などに40億円、宇宙空間に設置する光学望遠鏡の開発に33億円を計上した。2年度は20人態勢で、必要に応じて増強する。

 また、電磁波を使って敵部隊の通信を妨害する車載型のネットワーク電子戦システム(NEWS)を104億円で取得。電子戦部隊を陸上自衛隊に新設し、NEWSを導入する。

 2030年代に退役するF2戦闘機の後継機の開発費用は、概略が固まっていないため金額を明示しない事項要求とした。

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