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トラックの自動運転で初の「レベル4」 UDが実証実験

「レベル4」に対応した自動運転トラックの走行実験。運転席の乗員は手を挙げて、ハンドルを操作していないことを示している=29日、北海道斜里町
「レベル4」に対応した自動運転トラックの走行実験。運転席の乗員は手を挙げて、ハンドルを操作していないことを示している=29日、北海道斜里町

 ボルボ(スウェーデン)傘下のUDトラックス(埼玉県上尾市)は29日、北海道斜里町で、自動運転トラックの実証実験を報道陣に公開した。5段階ある自動運転レベルのうち、限られた区域を運転者の操作なしで走る「レベル4」の自動運転トラックの実験は国内初という。運転者不足は深刻化しており、UDの酒巻孝光社長は来年にも、工場などの私有地内で走行する自動運転トラックを商業化したい考えを強調した。

 UDは日本通運、ホクレン農業協同組合連合会(札幌市)と共同で今月、実験に着手した。ボルボの技術を生かし、カメラやセンサー、高精度な衛星利用測位システム(GPS)などを搭載した大型トラックは、テンサイの運搬を想定し、ホクレンの製糖工場の入り口付近の公道から加工ラインまでの1・3キロメートルを時速20キロで自動走行。不測の事態に備えてドライバーが運転席に座った。

 酒巻氏は大規模農業、建設現場、港湾などでの活用を例に挙げ、「ノウハウを積み上げて社会実装したい」と述べた。限定された区域内でモノを運ぶニーズのある事業者に売り込むとみられる。UDの開発部門統括責任者、ダグラス・ナカノ氏は「運転者がいなくても問題ない」と、無人での運用に自信を示した。

 PwCコンサルティングの早瀬慶パートナーは、「物流のドライバー不足を背景に、自動運転の社会ニーズは乗用車よりも商用車で大きく、先に法整備が進むだろう。決められた経路を通るため、実用化もしやすい」と指摘している。

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