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成長続くアフリカ…不十分な民間投資、多くのリスクも TICAD開幕

 第7回「アフリカ開発会議」の全体会合に臨む安倍首相(中央)ら=28日午後、横浜市
 第7回「アフリカ開発会議」の全体会合に臨む安倍首相(中央)ら=28日午後、横浜市

 天然資源が豊富で人口増加が確実視されるアフリカは、可能性を秘めた巨大経済圏として各国から注目されている。サハラ砂漠以南のアフリカ諸国の2001年以降の年平均成長率は約5%で、世界平均をほぼ上回るペースで成長が続く。だが、政情不安や経済格差、民族間対立、感染症など企業進出の障害となる多くのリスクも内在しており、今後も安定した経済成長を持続できるかは見通せない。

 現在約13億人のアフリカの人口は50年には25億人にまで急増すると予測されており、若年層の増加による労働力や消費の拡大に拍車がかかりそうだ。今年5月にはアフリカの55カ国・地域が「アフリカ大陸自由貿易圏」設立で合意しており、海外企業との貿易や投資の促進も期待される。

 ただ、近年は資源価格の下落の影響によりナイジェリアなどの産油国で景気が伸び悩む。国際通貨基金(IMF)が7月に発表した19年のアフリカの実質経済成長率は3・4%で、アジアの新興国平均(6・2%)を大きく下回る見通しだ。三菱UFJリサーチ&コンサルティングの堀江正人主任研究員は「ビジネス環境が厳しく、民間投資が(アジアに比べ)不十分だ。進出企業は長期戦で臨むのが基本戦略となる」と分析している。(西村利也)

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