アフラック、上場廃止申請 NYに一本化
米保険大手アフラック・インコーポレーテッドは26日、東京証券取引所に上場廃止申請を提出したと発表した。株式取引量が少ないことが理由という。上場廃止後は米ニューヨーク証券取引所に取引を一本化する。東証上場の外国銘柄は4社となる。
東証は同日、アフラックを監理銘柄に指定した。上場廃止は10月の予定。東証に上場する外国企業は、平成3年の127社をピークに減少が続いている。外国株は、海外市場と重複で上場しており、日本での恩恵が薄れたことが背景。
日本語開示で費用がかかることや、国境を問わずインターネットで株式売買が可能になった。これまでに、米金融大手のシティグループやバンク・オブ・アメリカなどが上場廃止となっている。
アフラックは昭和62年に東証に上場。昨年、日本法人を設立した。