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政府、韓国向け輸出許可、厳格化後初めて 輸出管理対象の拡大も検討

韓国メーカーの半導体製品
韓国メーカーの半導体製品

 世耕弘成経済産業相は8日の閣議後の記者会見で、韓国向けの輸出管理を厳格化した半導体材料3品目について、一部の輸出を許可したと明らかにした。7月4日に輸出契約ごとの個別許可を求めてから初めて。日時や品目などの詳細は明らかにしなかったが、半導体の基板に塗る感光剤「レジスト」とみられる。審査の上で軍事転用の恐れがないと判断した。また、安全保障上の観点から、3品目以外にも個別許可の対象品目の拡大を検討することも明らかにした。

 世耕氏は、半導体材料の輸出許可について「韓国政府が禁輸措置であると不当な批判をしていることから例外的に公表した」と説明。その上で「禁輸ではないことを韓国側も理解してほしい」と強調した。

 輸出管理が厳しくなった3品目はレジストのほか、半導体の洗浄に使う「フッ化水素」とスマートフォンなどの有機ELディスプレーに用いる「フッ化ポリイミド」。政府は、韓国に輸出する企業に3年間有効な許可を与えて個別申請を免除してきたが、7月4日からは「安全保障上、不適切な事案があった」(政府高官)として、契約ごとに審査して輸出の可否を判断するよう運用を見直した。

 世耕氏は韓国の貿易管理の脆弱(ぜいじゃく)さについて「何も変わる局面はない」と指摘。「厳格なチェックを行う中で、不適切な事例が出てくれば、個別許可の対象の追加も含めて対策を講じる」と述べ、韓国向け輸出管理のさらなる強化を検討する考えを示した。

 一方、半導体材料3品目の輸出管理厳格化とは別に、政府は今月2日、安全保障上の輸出管理で優遇措置を取っている「ホワイト国(優遇対象国)」から韓国を除外する政令改正を閣議決定し、28日に施行する。韓国向け輸出について、食品や木材以外の多くの品目で軍事転用の恐れがあると判断すれば、経産省が個別許可を求める。

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