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消費税増税前の新型車投入相次ぐ ホンダ「N-WGN」、ダイハツ「タント」…

ホンダの「N-WGN」
ホンダの「N-WGN」

 10月1日の消費税率引き上げ前に、自動車各社の新型車投入が相次いでいる。全面改良だけでなく、部分改良でも車名変更や先進安全機能搭載などの新機軸を打ち出している。しかし、前回の税率引き上げ前は顕著だった駆け込み需要は表面化しておらず、各社が思惑通りに販売を伸ばせるかは不透明だ。

 ホンダは18日、軽自動車「N-WGN(ワゴン)」を全面改良して8月9日に発売すると発表した。荷室を2段にして重い荷物を載せやすいように床を低く抑えるなど、使い勝手にこだわった。夜間の歩行者認識性能を向上させた衝突軽減ブレーキなどの先進安全機能も標準装備。価格は127万4400円から。

 ダイハツ工業も主力の軽「タント」の新型を今月発売。前席を前後に大きく動かせるため、前席に座り後ろを向いて子供の世話や、助手席側のドアから運転席に乗り込みやすくした。自動でハンドルが動いて駐車を支援する機能も、軽で初めて設定された。

 軽以外の「登録車」も、投入の動きが続く。マツダは18日、国内で「デミオ」として販売してきた小型車を部分改良し、「マツダ2」として9月12日に発売すると発表。5月に「マツダ3(旧アクセラ)」、今月は「マツダ6(旧アテンザ)」を発売。日本専用車名の廃止について福原和幸常務執行役員は、「『マツダ』というブランドで選ばれたい」と強調する。

 日産自動車が9月に発売する「スカイライン」は部分改良だが、日本メーカーで初めて、高速道路で手放し運転ができる先進運転支援機能を搭載。今夏にはミニバン「セレナ」も部分改良して投入する見通し。

 トヨタ自動車も今月、高級セダン「クラウン」やスポーツ用多目的車(SUV)「ハリアー」の特別仕様車を発売した。

 平成26年4月に消費税率が5%から8%に引き上げられた際、登録車販売は7カ月前から前年同月比で2桁増が続いたが、先月は0・9%減にとどまった。軽も、前回の増税の4カ月前に当たる25年12月は36・0%増と膨らんだが、先月は0・5%減。今回は税率引き上げ幅が2%であることや、税制改正などで政府が増税への対策を講じたことが背景にあるようだ。

 ホンダの寺谷公良執行役員は18日、「増税直前は15%増を見込んでいたが、それほどの駆け込み需要は出ていない」と打ち明けた。反動減も緩やかなら問題ないが、増税後に販売が落ち込む懸念も否定できず、各社は警戒感を強めている。

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